
この腕時計は亡くなった父が生前使っていた腕時計
十数年前、父が亡くなった時にいろいろ整理していたら小引き出しの奥からゴミと一緒に出てきたんじゃけど、機械式の時計で今から40年ほど昔の代物
機械式の時計は好きやったから、一か八か時計屋さんでオーバーホールに出してもらった
なんとか時計は動くようになって帰ってきたんじゃけど、バンドはメタルバンドがついてるけどかなり傷んでたんよ
それでヌメ革で縫って付けたんじゃけどね(^^;)
ここ数日、4月13日に開かれるオキウラマルシェの商品作りで忙しかったんじゃけど、革のハギレで作ったモザイクブレスを見てて・・・・・ふっと思ったんじゃ(^o^)
“このブレス時計バンドに使えんか?”

ほんで、出来た!(^o^)
ちょっとサイケな感じじゃけど面白くない?オリジナリティーあふれとるじゃろ??
髭じいが社会に出た頃はクウォーツ全盛時代で、世の中の時計はいかに高精度のクウォーツを搭載するか競争していた頃なんよね
そんなに時計の精度って一般人には必要ないよねえ
この時計はねじを巻いてやって耳に近づけると“チッチッ”って時間を刻む音がする・・・

ほんで、しわしわの髭じいの腕につけたらこんな感じ(^^;)
しわしわの手は見つめんでもええけんね、時計とバンドを見てね
歳をとったせいか、古くてもお気に入りの物を慈しむように身につけるってとても気持ちが安らぐというか落ち着くよねえ
十数年前に捨てられる予定だった腕時計は今も髭じいの腕で時を刻んでくれる・・・・